ウマゲノム版 種牡馬辞典 2018-2019 レビュー

前作の発売より3年振りに発売された、最新のウマゲノム種牡馬辞典。

 

ハービンジャールーラーシップエンパイアメーカーキンシャサノキセキカネヒキリ・・・等々

この3年で台頭してきた種牡馬というのも目立つようになり、満を持して発売されたという待望の最新版の種牡馬辞典となります!

高齢化が進んで傾向が変わってきたあの種牡馬など、この3年で変わった部分や、あるいは変わらない部分も含めて2018年現在の傾向はどうなっているのか、楽しみに見てみたいと思います!

 

 

基本的な構成は、前作とほぼ同じでした。

>ウマゲノム版 種牡馬辞典 2015-2016 レビュー

 

TOP15の種牡馬はカラーで、2ページに渡って詳しい解説! それ以降は1Pに1頭・・・と、重要度の高い種牡馬を優先で詳しく解説し、活躍馬が少ない産駒はそれなりのデータを掲載、という感じで進んでいきます。

各距離ごとの短縮・延長・同距離の連対率と回収率、良~不良と馬場ごとの連対率と回収率・・・競馬場別、間隔別、年齢別の成績等々 ありとあらゆるデータを掲載してくれているのが、相変わらず凄いです!

 

特に前作に無かった種牡馬の、詳細なデータや傾向が見れるのが楽しいです! そして今作では「ダッシュ再現値」という新理論についての掲載がありました。各種牡馬ごとのダッシュ力を数値化したもので、

これを参考にすれば、思った通りのポジションを取りやすいのか、揉まれるポジションに行かないだろうか等 展開面での予想にも役立てたり、あるいはこのダッシュ再現値の影響をモロに受けているナカヤマフェスタ産駒の傾向の解説なんかはとても面白かったです。

このダッシュ力にも着目することによって、さらに種牡馬の全体像にも迫れるという、1つの単一なデータで終わるのではなく、横への繋がりへと発展させていくのがまたMの法則らしく、今井さんらしい興味深い内容となっていました!

 

Mの法則を抜きにしても、これほど多様なアプローチで膨大なデータが掲載された本というのは類を見ないのではないかと思いますので、

単純に種牡馬ごとのデータや特徴を見ているだけでも面白く、大いに参考になる種牡馬本だと思いました!

 

 

 

最終更新日時 : 2018年08月14日 12時45分

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