Mより他に必勝法は無し

2002年7月発売 私が一番最初に読んだ「Mの法則」の本で、その内容に衝撃を受けたのを今でも覚えています!

 

 

内容

まずタイトルからして、「おっ、これは期待できそうだぞ」と思うインパクトのあるタイトルで、私も当時は「どうすれば競馬で当てられるようになるのか」を探るべく、気になった競馬本を色々と読んでいた時期でもありました。

そんな中で読んだこちらの本は、明らかに他の必勝本とは異なる凄みを放っていました・・・!

 

まずジェイドロバリー産駒の「〇〇×」というリズムに関して、「2回連続で連対した次のレースは、悉く連を外している」という説明を見て、競馬初心者の私はそれだけで「おおっ、確かに!」となり、

それだけならまだしも、何故「〇〇×」というリズムを刻みやすいか、という部分まで見事に説明していることから、「この人の書いている事は他の必勝法の人たちと全然違うぞ」という印象を持ちました。

 

そもそも「馬は生き物である」という視点から、馬の性質・性格という部分まで踏み込み、活用性の高い部分のデータを用い、馬券に役立てているというアプローチは、

結果論かオカルトとしか思えない他の必勝法と比べ、根拠の質が断然違うと感じ、

そして何より「競争馬は何故同じ相手に、勝ったり負けたりを繰り返すのか」という、どんな必勝法でも触れてはくれない競馬の核心部分を、見事に説明していることから、私はついに本物に出会った という程のワクワク感が押し寄せてきました・・・!

 

 

実際のレースをサンプルにした説明でも、02年皐月賞の馬連530倍的中はもちろん、外れたレースでも「何故私は外してしまったのか」という部分もしっかりと説明しているのは好印象で、

GⅠレースを中心としたレース解説も、かなり読みごたえがありました!

 

 

まとめ

例えば「レースが終わってからなら何とでも言える」と、誰かが言ったとして、

「仮に後付けだったとしても、この説明を後から付け足せれる人は、そうそういない」と思うくらいに、筆者の頭の良さを感じ、着眼点と洞察力がこれまで読んだ競馬本と全然違うと感じました!

 

また、野球に例えて説明したりする筆者の独特の言い回しも、的を得ていて、痛快で面白く、そして競馬の予想にここまで真剣に向き合っている人を初めて見ました!

 

今にして思えば、後に競馬界にディープインパクトが出てきた時の衝撃よりも、私はこの本を読んだ時の衝撃の方が大きかったかもしれません。

 

 

 

 

最終更新日時 : 2019年07月21日 01時21分

スポンサーリンク


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)