今井さんの新刊レビューに続いて、愛用しているこちらの種牡馬辞典も
ご紹介しておこうと思います。
内容
各種牡馬の特徴を網羅した種牡馬データ本として、Mの法則を知らない人までもが参考にしているらしいこちらの種牡馬本。
各距離ごとの短縮・延長・同距離ではどれくらいの回収率を叩き出しているのか、重・不良馬場での成績は?稍重だとどうか?休み明け、内枠、少頭数、ダート変わり etc
あらゆる側面から種牡馬ごとのデータを取っており、新たに「高速上がり指数」「ハイラップ指数」等も加わり、
「この種牡馬の産駒はこういう特徴がある」というのをこれ以上ないくらい分析したのがこちらの種牡馬辞典ということになり、これはMを知らない、「データ派」と呼ばれる人達も舌を巻くほどの情報量となっているのではないでしょうか。
活用方法
もちろん競馬はこのデータが全てではありません。例えば私はこの本を手に入れた時に、最初は「重馬場が得意な産駒」「休み明けが得意な産駒」とか、あるオプションだけに絞って、そこに当てはまる馬を本命にして買っていた時期がありましたが、あまり成果が出なかったので、途中でやめましたw
これは数多く存在するファクターのうちの1つでしかなく、ここだけ見ても全体像は
見えてこず、まさに「木を見て森を見ず」状態となってしまう訳です。
再びMの基本に立ち返り、まず検討すべき重要なファクター優先し、1つ1つ見ていって その全体的な判断として、この馬は本命にすべき価値があるのかないのか という失敗談も活かしながら、現在も尚こちらの本のデータも参考に予想を組み立てているという次第です。
私的にオススメな活用方法はその種牡馬特有の必殺のツボ(群を抜いて良いデータ)を押さえておくということになります。 私はこういった必殺のツボを抽出し、自分でまとめていたりしますw
こういった馬は本命ないし、少なくともヒモには確実に押さえておきたい馬となるので
見逃してしまうのは非常にもったいないと思っています。
メインレースになればなるほど鮮度やストレスといったアプローチの方が重要となってきますが、平場とかだと、このツボに当て嵌まってる(+1,2個有利な要素があれば尚良し)というだけで本命に選んだりもしたりしています。
まとめ
ただ使っていて毎回思うのが、「種牡馬はあいうえお順に並べて欲しかった」ということ多分リーディングサイアー順になっていると思うのですが、超有名種牡馬はいいとしてもTOP20以下の種牡馬のデータが見たい時は、毎回もくじから何ページにあるのか調べないと飛べないという弱点もありますw
5頭くらいは何ページにあるのか覚えちゃいましたが、多くの種牡馬はいつまで経っても、もくじを見ないと分からないという状況です。
それは抜きにしても、週末はこの本を見ないことは無いというくらい、毎回何かを確認しています!
「この馬のこの条件はどうだったっけ」とか、本命にしようか迷った時など、予想の補助として、今でも活用の場が非常に多く、大変参考になる本です!