17年七夕賞・マルターズアポジーに見た、勝負の世界の駆け引き

そういえばここ近年、ツインターボやサイレンススズカといった、生粋の強い逃げ馬
というのはめっきり見かけなくなってしまいました。

そんな中で久しぶりに生粋と言える逃げ馬が、重賞戦線で活躍を見せています。
マルターズアポジーという馬です。

 

まずどうしてこのような逃げ馬が少なくなったのかといいますと、
1つは対策が立てられやすいという面があるかと思います。
絶対にハナを主張する馬でしたら、同型の馬がいて、逃げられない、あるいはペースアップ
して終始つつかれるような展開になれば、当然苦しくなって
直線で全く伸びず、惨敗したというケースは、競馬ファンなら何度もお見かけしている
ことと思います。

そして先週の七夕賞では、勝ったゼーヴィントと同じ馬主のフェイマスエンドが
マルターズアポジーを潰しに来ていたと、ネットで話題となっているようでした。

私個人的な意見としましては

「ローカルで重賞2勝と結果を出している人気の逃げ馬が、他の馬に絡まれることなく、
マイペースに持ち込んで、今回もまんまと逃げ切る」
という方が、勝負の世界としておかしいような気もする ということも思ったりもします。

 

近年でもキタサンブラックやダイワスカーレット等のように、明らかに強いのに、
今回の七夕賞のように誰も潰しに来る訳でもなく、ペースが上がる訳でもなく、
ほぼ、毎回マイペースで乗られているではありませんか。

 

そういう競馬を見るのに慣れてしまった、我々競馬ファンの価値観というものを改めて
見直すべきなのではないか という風に思ったりもしました。

今回の七夕賞の展開というものは
ローカル重賞だからこそ見ることのできた、本物の勝負だったのではないか
等と勝手に、ネットでのやり取りを見て、思った次第でした。

 

等と自分で言っておきながら、七夕賞を予想していた時点では、
その辺りの事情は全く考慮していなかったので
次回以降は「どういう展開になるのか、この辺りの事情を考慮すれば、もっと精度の高い
展開予想は可能なのではないか」
ということを学んだレースとなりました。

 

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最終更新日時 : 2018年12月01日 01時00分

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