競馬ファンはもちろん、世間的にも大きなニュースとなった、あの有名な「馬券裁判」
総払戻額から課税されるのか?外れ馬券は経費なのか? そんな裁判の行方と共に、著者卍さんの1億5千万儲けた予想方法も紹介されているというこちらの本です!
内容
卍さんの競馬との出会いから、競馬にハマっていくまで、初期の頃はどのように予想をしていたのか、
それから転換期を迎え、どのような予想で勝ちを積み重ねて続けていったか、またはその間の収支の流れや、資金が尽きかけた時もあったりと、そのリアルな状況も興味深かったです。
そして気になる馬券裁判について。 家に突然マルサがやってきたところから始まり、純利益を大幅に超える課税額を提示されたこと、裁判の準備や公判の様子、その間の精神状態や、裁判が終了するまでについても、大まかな流れが触れられていました。
その他、「回収率100%を超えるために」「億越えを目指すために」と、実際にこれだけ巨額な金額を勝ち、脱税で告発されたというスケールの大きな人の買い方や予想はどのようなものであったのか、こちらも見ることができました!
まとめ
馬券裁判の行方、これだけ勝った人の予想方法等、全編にわたって興味深い内容で、非常に読みやすい本でした!
私の場合は卍さんの予想方法というよりも、馬券裁判の行方の方が気になって読んでみたというタイプですが、
「こういう結末だったのか~」と私が勝手に思っていたのとは少し違った決着となっていて、腑に落ちないところもありましたが、馬券裁判の一連の流れは興味深く見ることができました!
「もし真面目に申告したとしても、外れ馬券は経費にはならないと言われたら莫大な税金が課せられる可能性があったので、申告できなかった」
という卍さんの主張はごもっともで、もし競馬で勝ったとしても、「その利益の何倍もの莫大な金額を税金を納めなければならない」という訳の分からない事態となってしまいます。
かといって競馬の払い戻しを、所得として申告するような風潮になってしまったら今度は、「競馬で勝った金にも税金が掛かるだぁ?バカバカしい」と、ほとんどの競馬ファンが本当に馬券を買わなくなってしまう という事態が濃厚になるので、
裁判の結果としては、この辺が落としどころだったのかなぁ という、うやむやで腑に落ちないような結末となっていました^^;
あとは、卍さんの予想方法(というよりは取り組み方)も、こちら目的で見た訳ではない分、特に期待はしていなかったのですが、自分が今後予想していく上で参考になる部分も、想いの外ありました!
ちょうど私が今、思い切って毎週欠かさずやっていた競馬を1週休んでみたところなのですが、卍さんも不調期が長く続いた時は1ヶ月競馬を丸々休んでみるとか、そういったことも行っていたり、
あとは分析が得意で、数字に強く、システムを組んで自動購入といった こういったアプローチや努力といった部分も「さすが競馬でここまで勝った人なだけあるな~」と感心し、私も参考にする部分はしていきたいなと思いました!
本の内容全体として、読んでみて良かったと思える内容でした!