Mの法則 基本用語集

【馬のタイプ】
基本的にはこの3つのタイプに大別される。C,S,L全てがまとまっているようなタイプはM系という表現される
全ての要素を兼ね備えていて、欠点が少ない主流な種牡馬は、キングカメハメハ産駒が代表的なイメージ

・C系
集中力で走るタイプ。ステイゴールド産駒がその代表で、ゴールドシップがその典型
弱い相手やスローの外々を回されると集中力が空回りして直線を向く前に走る気を失くしたり、コントロールを失う。
能力からいって負けるシーン等考えられない、京都大賞典やアメリカJCCで大敗したのも記憶に新しい。
その変わり強い相手に食い下がり混戦に強い。GⅠや格上挑戦では怖い存在になる。

・S系
闘争心タイプ。一本調子で走ろうとする性質が強く、気性をコントロールするための短縮や位置取りショック、重い馬場や雨等も有効になる(厳密には産駒によって異なるが、全体としての傾向)
ハマった時は圧勝したりもし、相手はあまり関係ないが、その変わり安定感もない

・L系
淡白さ。自分のペースで淡々と走りたく、とにかく前走より楽に走れる条件を好むタイプ
弱い相手・小頭数・外枠・延長・スロー
その変わり強い相手には食い下がれず、内枠で揉まれたりすると投げ出しやすい

 

【M的な用語】

・量
気の良さのこと。主にL系の馬が持つ特徴。イメージとしては大人しい馬・賢い馬
競馬においては スローペースを淡々と走れたり、惨敗から平気で巻き返したり、休み明けにも対応したり等の効果を持つ。
一般論では長距離=スタミナと考えがちだが、この長い距離をダラダラ追走しても嫌がらないという特徴(量)も、長距離では大きな武器となる

・体力
一般的にいうスタミナに近いものだが、体力のある馬は強引な競馬が出来たり、パワーの要る条件で発揮される性質。どちらかというと牝馬より牡馬の方がこの性質は強いか

・ストレス
接戦後や、同じ距離、同じ相手 等、ストレスが溜まっている状態の馬は競争能力に影響を及ぼす場合が多い。馬も人間同様むしろ人間よりストレスを溜め込みやすい
ストレスは、自分のパフォーマンスを出し切る弊害となり得る存在

・鮮度
馬の状態がフレッシュなこと。格上げ戦。初めてのGⅠ挑戦。初めての古馬との対戦。
休み明けや、前走との位置取りを変えることなど、細かいことを上げれば様々ある。
フレッシュな状態は馬の走りたい気持ちにも繋がる。これと対極にあるのがマンネリズム

 

【ショック療法】

・短縮
前走より距離を短くすること。絶対的な距離が短くなり有利な変わりに
ペースは基本上がるのと、揉まれるリスクが上がる

・延長
前走より距離を長くすること。基本的に、道中のペースは前走より楽に感じる
その変わり絶対距離は長くなるので物理的には辛くなる

・位置取りショック
前走と違う位置取りを走らせることによって、刺激を与える手法
その馬の性質・ローテーション・今回の条件や展開等により効果は様々
また、当日の戦法は読み切ることが難しいので「どういう位置で競馬をするだろう」という読みになる
近代競馬ではこの位置取りショックの重要性がますます高まりつつある

 

最終更新日時 : 2019年02月27日 18時28分

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