「Mの法則」と「実際のレース結果」との関係性についての考察

「Mの法則」とは、「競争馬」「競馬」というものを、これ以上ないというくらいに化学・研究した、その集大成であり、一般的にもそれなりの数が発表されている「競馬の予想理論」的なものとは、一線を画すると私は確信しています。

 

それであるが故に当然、膨大なファクターやアプローチが存在し、実際に今井雅宏氏著書のAmazonレビューなんかを見ると「この人の理論は難しい」「よく分からない」といった意見も見受けられ、

手軽に予想できて分かりやすさもある「血統」や「ラップ」といった、1つの単一なファクターのみで語られるような理論へと、競馬ファンは流れて行く傾向もあるかと思います。

 

では「Mの法則を高い次元で理解すれば、ズバズバ的中するのか?」と聞かれたら、M歴約15年の私は「NO」と答えます。

じゃあ他の予想方法と一緒じゃねーかw と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何故Mの法則が近年では実際の結果と直結しにくくなっているのか、その辺りを私なりに詳しく考察してみました!

 

 

ギャンブル運営が目指すものは 必勝法のない世界

ここではそれがどういう事なのか、本題から逸れてしまうので詳しくは触れませんが、Mの法則を知っていると、競馬の変遷についても理解することが出来ます。

 

例えばそれが「Mの法則」でなくともよいのですが、競馬において仮に「何かの必勝法」があったとして、それが存在する、今後も存在し続ける ということは、ギャンブル運営の崩壊に直結する「脅威」以外に他なりません。

なのでそれがどんな必勝法であったとしても、その芽は摘まなければなりません。そうして完成していったのが、この近代競馬ということになります。

 

 

ギャンブル運営にとって最も避けるべき結果は「穴馬を論理的に当てられること」

実際毎週、純粋に競馬をやられている方なら、こんな事を考えたことはないかもしれませんが、

論理的に「この馬が来る」と、競馬ファンから見破られ、実際多くのレースがその通りの結果になるとするならば、これはもうギャンブルとして崩壊していることを意味します。

 

それが1番人気とかなら大したことはないですが(出遅れ、調整失敗、レース中の不利、糞騎乗をされてしまう等、トータルで見れば、こういう事態に当たるのは避けられないので、特に問題にならない)、

穴馬を論理的に、高精度で当てられてしまっては、それで大儲けする人(人達)が増えてきます。 どんなギャンブルでもそうですが、「ギャンブルが完成する」までは、運営する側と攻略する側のイタチごっこが続いて行きます。

 

 

不確定要素が多ければ、無数の結果が存在する

「ヤラズ」「糞騎乗をする」「調整ミスをする」 人為的な力もある程度働いていると思いますが、

これはMの法則ならではのものですが、「スローペースが多い」「高速馬場になる」と、走れる馬が多くなって、さらに不確定要素が多くなります。

 

競馬ファンの間で「何でこんなに馬場速くしてるの?」「最近のGⅠはスローばかりでつまらん」という声を耳にすることもありますが、何故今の競馬はこうなのかという理由も、Mの法則を知れば全て繋がってきます。

 

 

「ストレート」が来て、Mの法則で精度の高い予想をすればヒットないしホームランが打てる

野球で例えると、Mの法則の予想(各馬の位置取り・ペース・馬場状態・トラックバイアス等が、概ね想定通りに推移した場合)を「ストレート」だとして、

実際に投げられた球(近代競馬における主なJRAの結果)を「変化球」だとします。

 

ストレートが投げられたレースは、Mの法則の今井雅宏氏は、高精度で、しかも少ない点数で的中しているというケースが多いです!

私もここ最近ようやくではありますが、Mの法則で予想をして、この秋のGⅠでは、4レース連続で今井氏の予想と、かなり近い予想をすることが出来ています!

 

Mの法則を高い次元で理解するということは、言うなれば「ストレート打ち」をマスターする というイメージになると思います!

 

 

「ストレート」の質の変化、あるいは変化球の多投

ところが現実問題として、そんなに多くストレートは投げられていない これがせっかくMの法則でかなり高い精度で予想できたとしても、水泡に帰してしまう大きな理由の1つとなっています。

 

Mの法則がかなり通用していた2000年初期頃までで例えると、その頃のストレートは日本人が投げるストレートで、ストレート自体も打ちやすい質のもので、そしてストレートを投げてくる確率も高かった という状態だったのですが、

ところが現代のストレートは、メジャーリーガーのような質(微妙に揺れる)のストレートに変わっていて(高速馬場・スローペース等の要因)ストレート自体も打ちにくくなっている事に加え、しかもストレートの割合自体も少なくなり、変化球主体となっている

 

というのがMの法則が、近代競馬の結果に直結する割合が少なくなっている、その大きな原因であると思います。

 

 

もしGⅠを全レースを当てようと思ったら、変化球に対応するしかない

極論を言えば、GⅠを全レース当てようと思ったら、どんな予想方法でもそうですが、「自分の予想とは違う予想」を、5割強のレースで、最終結論として出さなければいけません。(つまり全部当てるのはまず全員不可能なので、自分の予想を裏切れないと、全部は当たらない)

 

私の場合、この春のGⅠはMの法則で予想をして、M的な理解度・予想の質が8割程度であったが故に、完璧なMの法則のスイングとは少し違うポイントを振り抜き、

結果的にはそれが功を奏していたようで、安田記念のインディチャンプ本命や、オークスの馬連万馬券等が的中したというレースもありました!

 

そしてこの秋のGⅠ4レースというのは、野球で例えると、ストレートで待って、かなり高い精度のストレート用のスイングができ、変化球が来て空振りしたという内容で、

どうせストレートなんか滅多に投げて来ないんだからと、もう少し変化球に対応した予想 というものを、ある一定の割合で織り交ぜて行く必要もあるのではないか と思うようになりました。

 

もちろんMで普通に予想出来ていれば、少ない点数で当たっていたというレースで、変化球のスイングをして空振りするのが、Mラーとして一番やってはいけない結果ではあると思いますが、

今のこの時代であれば、ある程度変化球を見越したスイングをしていく必要性があるようにも思い(特にGⅠでは)、この辺りは自分の直感等で判断をし、

時にはMラーさんからも「そう来たか」と思ってもらえるような予想をし、実際にそのスイングでヒットやホームランが増えていけるように、この辺り少し意識しながら、予想してみたいと思います!

 

 

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最終更新日時 : 2019年10月30日 00時03分

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