日本競馬史上 最強ダート馬ランキング TOP10

こちらが私的 日本競馬史上 最強ダート馬ランキング TOP10 となります。

 

世代が近くないと直接の対決は実現できない、または出来たとしても、競馬の場合トップクラスの馬を数レースの結果でもって正確に判断するのは難しい

等という事情から、結局のところいち競馬ファンの妄想ということになってしまいますが、こういった部分を想像したりすることも、競馬の1つの楽しみであるように思います。

 

※ダートの主戦場である1600m~2100mくらいの距離で強いと思う馬を選んでいます

※80年以前に活躍していた馬、短距離志向のダート馬、ダートで強くても芝の方が適性が高そうな馬 は除いています

※10位→1位の順番で発表していきます

 

 

 

10位 アドマイヤドン

父:ティンバーカントリー

母:ベガ

 

通算成績:25戦10勝 [10-3-2-10]

主な勝鞍:04’フェブラリーS 02′ 03′ 04’JBCクラシック 他

 

出典:Wikipedia

 

2歳時には3連勝で芝のGⅠ・朝日杯FSを制するも、クラシック3冠ではいずれも善戦止まり。その後JBCクラシックに参戦すると、7馬身差の圧勝を見せ、ダート路線へ

一頓挫あったものの、復帰戦のエルムSを9馬身差で勝つという圧勝的な力を見せてからは、単勝1倍台の人気で出走するのが当たり前となり、ダート界のドンとして君臨し続けました。

 

 

9位 ゴールドアリュール 

父:サンデーサイレンス

母:ニキーヤ

 

通算成績:16戦8勝 [8-1-1-6]

主な勝鞍:03’フェブラリーS 02′ 東京大賞典 他

 

出典:matome.naver.jp

 

芝でデビューし、500万クラスで善戦止まりが続いていましたが、ダートを使ってみると2戦共圧勝してみせ、勢いで日本ダービーに出走すると5着と大健闘を見せます。

その後、地方・中央のGⅠを4勝。5着に崩れたジャパンカップダートは、前2走共逃げて楽勝という競馬から、「距離短縮+レベルの上がる中央GⅠのペース+逃げれない」という展開では仕方ない面もありました。 弱い相手には大楽勝を見せているものの、強い相手のGⅠでは着差はあまり付かなかった面は考慮して9位にランクイン。

最後のレースではノド鳴りを発症していたようでまさかの大敗。そのまま引退へ。種牡馬になってからも非常に優秀で、数々のダート名馬を輩出しています。

 

 

8位 コパノリッキー

父:ゴールドアリュール

母:コパノニキータ

 

通算成績:33戦16勝 [16-3-3-11]

主な勝鞍:14′ 15’フェブラリーS 他

 

出典:Wikipedia

 

4歳で出走したフェブラリーSでは、休み明けの前2走共見せ場がなく、16頭中16番人気という低評価でしたがそれを覆し、単勝272.1倍という超大穴を開けて見事優勝!

このレースがフロックでは無かったことを証明するかのように、その後もGⅠを勝ちまくり、「必ずしも逃げなくていい逃げ馬」というスタイルで前に行ってしぶとく、負ける時は大敗を喫したり調子を落とす時期もありましたが、息の長い活躍を見せ、GⅠは合計11勝という日本競馬歴代最多となる記録も樹立しました。

 

 

7位 ホクトベガ

父:ナグルスキー

母:タケノファルコン

 

通算成績:42戦16勝 [16-5-4-17]

主な勝鞍:96’帝王賞 97’川崎記念 96’フェブラリーS 93’エリザベス女王杯 他

 

出典:livedoor.blogimg.jp

 

デビューからダートを使われていたものの、芝のフラワーCを制してクラシック路線へ。エリザベス女王杯を制し、古馬になってからも牡馬一線級相手に健闘

その後再びダート路線へ活路を見出すと、エンプレス杯では3.6秒差圧勝という異次元の走りを見せ、本格的にダート路線に転向してからと合わせて、ダート交流重賞10連勝はいずれも圧勝という敵無しの強さを見せます。 ドバイ遠征も行ったが、レース中に故障を発生してしまい、予後不良となってしまいましたが、牝馬でありながら牡馬相手にダートで桁違いの強さを見せ、「砂の女王」とも呼ばれています。

 

 

6位 エスポワールシチー

父:ゴールドアリュール

母:エミネントシチー

 

通算成績:40戦17勝 [17-10-3-10]

主な勝鞍:09’ジャパンカップダート 10’フェブラリーS 他

出典:Wikipedia

 

芝の短距離でデビューし6戦目でようやく初勝利となるが、8戦目でダートを使って圧勝すると、ここからトントン拍子で条件戦を次々と勝ち上がり本格化していきます。

初めての重賞挑戦から2戦は善戦止まりにこそ終わったが、かしわ記念で初GⅠ制覇を果たし、翌年のかしわ記念までGⅠ5連勝を飾り、エスポワールシチー政権が続いていきます。

が、その後は世代交代感は否めず、GⅠでは2~5着に善戦するレースが目立つようになっていきますが、それでも息の長い活躍を見せGⅠも4勝し、GⅠは合計9勝という活躍を見せました。

 

 

5位 ホッコータルマエ

父:キングカメハメハ

母:マダムチェロキー

 

通算成績:39戦17勝 [17-5-7-10]

主な勝鞍:14’チャンピオンズC 他

出典:Wikipedia

 

エスポワールシチーと入れ替わるように続いたのが、ホッコータルマエ政権で、

こちらはデビュー戦から一貫してダートを使われていたが、持っている力を出し切れずに、勝ち上がりが遅かったという珍しいタイプ。 重賞戦線に乗ってからは3着以内に入り続ける安定した走りを見せ、佐賀記念あたりを皮切りに一気に本格化。

ドバイ遠征こそ振るわなかったが、多くの国内GⅠレースでは単勝1倍台に支持され、たまに2,3着に敗れこそするものの勝つのが当たり前という時代が長く続き、GⅠは合計10勝。 3度目のドバイ遠征以降は、善戦止まりのレースが続いて引退となりました。

 

 

4位 ヴァーミリアン

父:エルコンドルパサー

母:スカーレットレディ

 

通算成績:34戦15勝 [15-5-1-13]

主な勝鞍:07’ジャパンCダート 08’フェブラリーS 07’東京大賞典 他

出典:Wikipedia

 

元々スカーレット一族の良血馬で芝デビューをし、ラジオだんぱ杯2歳Sを制する等の活躍も見せましたが、クラシックでは結果を残せず3歳秋にダート路線へ転向。 取消と海外レースを除いて、GⅠ6連勝を飾り、砂の絶対王者として一時代を築く。

GⅠ9勝は当時最多となる記録で、2歳から8歳まで7年連続重賞制覇という息の長い活躍を見せ、重賞ダート競争獲得賞金額1位という記録も、この記事を書いている現在もまだ破られていないようです。

 

 

3位 スマートファルコン

父:ゴールドアリュール

母:ケイシュウハーブ

 

通算成績:34戦23勝 [23-4-1-6]

主な勝鞍:10′ 11’JBCクラシック 10′ 11’東京多大賞典 11’帝王賞 他

 

出典:Wikipedia

 

ダートでデビューながらも、芝の3歳OP競争でも1着となり皐月賞にも出走。 その後は再びダート路線へと戻り、地方のGⅢGⅡを総なめにする活躍を見せる。

5歳となり武豊騎手とコンビとなってからは、その初戦で3着に敗れたものの、その後はGⅠ6勝を含む9連勝。逃げて後続を全く寄せ付けない圧倒的な勝ち方を見せることから、単勝支持率は1,0~1,2倍のレースが多く続いた。 9連勝の勢いを保ったままドバイへと向かうが、ゲート内のアクシデントや不利等もあって10着に敗れ、これがラストのレースとなりました。

 

 

2位 カネヒキリ

父:フジキセキ

母:ライフアウトゼア

 

通算成績:34戦23勝 [23-4-1-6]

主な勝鞍:05′  08’ジャパンCダート 他

出典:Wikipedia

 

芝でデビューをするも2戦共結果は出ず、ダートを使って素質が一気に開花。圧倒的な強さを見せ勝ち星を重ねて行く。 あのディープインパクトと同期で、しかも同じオーナー・武豊騎手ということで「砂のディープインパクト」とも呼ばれる。

この勢いのままジャパンCダート、翌年のフェブラリーSまで制し、ダート王者として君臨するも、秋に屈腱炎を発症してしまい、復帰まで何と2年4ヶ月という歳月を要した。

復帰戦こそ9着に敗れたものの、2戦目のジャパンCダートで見事復活し優勝!続く東京大賞典、川崎記念とGⅠを3連勝した。 これだけの怪我・ブランクがありながらも、再び返り咲いて、脂の乗った現役ダート強豪馬相手に勝利を収めた姿というのは、大きな感動を呼ぶと同時に強さも証明していました。

 

 

1位 クロフネ

父:フレンチデピュティ

母:ブルーアヴェニュー

 

通算成績:10戦6勝 [6-1-2-1]

主な勝鞍:01’ジャパンCダート 

 

 

 

出典:Wikipedia

 

「これは強い!」という、GⅠでも2,3ランク上の勝ち方をした名馬のレースというのはいくつかありますが、もう5ランクくらい違う「なんだこれは」というレースを見せた馬というのはごくわずかしかいなく、その1頭はクロフネであると思います。

元々はアグネスタキオンやジャングルポケットらと並び、芝でも世代トップクラスの実力を持ちNHKマイルCも制した。 天皇賞・秋を目指していたが賞金の関係で出走できない見通しとなり、行く行くはダート挑戦も視野に入れていた陣営は武蔵野Sへ。

直線では場内がざわつき、大歓声が上がる程の圧倒的リードを広げ、鞍上の武豊騎手も思わず何度も後ろの状況を確認する場面がある程でした。続くGⅠのジャパンCダートでも、4コーナーの「手前」から、もう押している先行各馬を尻目に、馬なりで先頭に立ってしまうと、後は突き放す一方という圧巻の勝利。 翌年のドバイ遠征を目標としていた中で故障を発生し、惜しまれつつも引退。ダート実績はわずか2戦ではありますが、2戦共レコードタイムの大楽勝という内容でした。

 

 

 

まとめ

以上が私的 日本競馬史上 最強ダート馬ランキング TOP10 となりました。

 

ダートは強い馬が能力通りの結果を出しやすい反面、芝より接戦になりにくく、上位の馬というのはどの馬も等しく、強い競馬を一定期間見せてくれるので、芝より世代間の比較が難しいと感じるところがありました。

その中でもクロフネは、頭1つ抜けたパフォーマンスを見せた1頭であると思い、クロフネがダート1戦だけだと難しいところはありましたが、2戦共あの走りということで、1位はクロフネを選ばせていただきました!

 

 

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最終更新日時 : 2020年02月01日 14時19分

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