2017年 凱旋門賞 データ分析

過去の10年分の出走表と3着までの成績が分かれば詳しく分析してみようと
思ったのですが、やはり海外競馬ということで、そこまで詳細はデータは
見つけられず^^;

少ないデータながらも「Mの法則」的な観点からデータをまとめて見ました。

 

3歳・4歳有利

 過去10年、凱旋門賞を制した馬は全て4歳以下。これが何を意味するのかと言うと、Mラーの皆さんならお察しの通り、相当な鮮度要求率の高いレースであると伺うことが出来ます。(もちろん斤量面で古馬がかなりの斤量を背負わされているというのもありますが)
 ただ5歳以上の馬がまるっきりダメという訳ではなく、過去10年、2着3着には31頭中5頭ほど馬券に絡んでいるので、勝ち切れないまでも、ヒモには押さえておきたいという存在となります。
 勝ち馬に関して言えば、特に牝馬は過去10年のうち優勝馬6頭を輩出しているので、今年も注意が必要です。

 

相性の良いステップレース

 過去10年、前走で愛チャンピオンSヴェルメイユ賞を経由した馬が8頭制しており、相性の良いステップレースとなっているのですが、こちらに該当する馬が今年は出走していないですね^^;
 フォア賞も2着には4頭(うち日本馬3頭)来ているのですが、同じ競馬場と距離と性別のステップレースは勝ちにくいのは日本でも同じ(皐月賞弥生賞・ダービー青葉賞)なので、よほど能力が抜けていないと勝ち切るという意味では厳しいステップかもしれません。

 

前走3着以内 or GⅠレース

 なんと過去10年31頭中31頭が(3着同着の年あり)、前走3着以内もしくはGⅠレースであったというパーフェクトなデータが存在しています。
つまり前走GⅠ以外で4着以下に敗れた馬は、過去10年間で1度も馬券に絡んでいません。
 とはいえ今年は有力どころで言うと、サトノダイヤモンド、ブラムト、セブンスヘブンあたりが該当するのですが、M的に言うと極限を求められるレースでは前走力を出し切っていない場合の方が有利に働くこともありますので、軽々に切り捨てるのも怖い気がします。

 

GⅠ未勝利馬

 GⅠ未勝利の馬が、過去10年で31頭中5頭が3着以内に来ています。
数字だけ聞くと平凡のような気がしますが、
 これは日本と海外の競馬の違いがあり、海外ではおそらく日本より実力差がはっきりしています。つまり凱旋門賞に出てくる馬はどこかしらのGⅠで普通結果が出ているのが当たり前(本当の有力馬が集うGⅠ以外は、実質OPクラスくらいといっても過言ではない)にも関わらず、GⅠ未勝利馬でも馬券圏内に5頭も来ており、その内の2頭はGⅡすら勝っていないという馬でしたので、そう考えると凱旋門賞で5頭も馬券に絡んでいるのはなかなか驚異的な数字とも言えるのではないでしょうか。
実力不足と切って捨ててしまうのは、少し怖いと言うデータとなっていました。

 

2400mの経験

 個人的にはウィンターに注目していたので、このデータは興味深かったのですが、調べていくと、総出走数は不明ですが、2400m以上のレースを未経験で馬券になった馬というのは、わずか1頭のみ、しかも3着(2013年の)という散々たる結果となっているようでした。
 まぁこれは当たり前の話で、今回が最長距離、しかも相手は超一流という条件では基本的に馬がきつく感じるというものですが、それにしても思っていたより初めての2400mというのは物理的に厳しいものがあるようで、この距離を走っていないという鮮度よりも、それを遥かに上回る物理的なきつさが顕著となっているようでした。
軽い馬場でスローのよーいドンなら、このデータが覆る可能性がありますが、今年は重馬場想定のようなので、この時点ではウィンター本命はやめようかなと思いました。

 

2016年・2017年はロンシャン改修工事の為
シャンティイ競馬場で開催

 こちらも地味に重要なのですが、どうやらロンシャン競馬場よりはシャンティイは
軽い馬場の競馬場なのではないかと思われます。

2016年昨年のレースの走破タイムが2.23.6。それまでの凱旋門賞良馬場でのレコード?は2011年の2.24.4が最速であったと思いますので、たった1度の試行でこれまでの凱旋門賞のタイムを1秒近く速めているというのは、相当な差があると見て良いと思います。
 とはいえ今年は重馬場が予想されているので、こちらは相殺されて、ロンシャンの良馬場想定くらいで予想をするのがベターかもしれません。
 改修後のロンシャンもおそらく馬場が高速化しているのではないかと予測していますがそうなると日本の馬が勝つ可能性が上がってきますね!

 

まとめ

 究極のGⅠとあって、やはり鮮度要求率が高そうなデータが集まっていました。注目サトノダイヤモンド的には不利なデータが多かったですが、能力的には通用するものがあると思っていますし、11戦7勝で日本ではオール3着以内ですからね。歴代のGⅠ馬でもそうそういない戦績です。
 フォア賞4着はM的にはむしろ面白く、重はこなせるタイプのディープ産駒だと思っているので、エネイブルが実力を出し切れないような展開となれば私は勝つ権利を有した1頭であると思っています。(エネイブル以外はかなり混戦模様)
 フォア賞4着で敗戦ムードが漂っているようですが、あえてサトノダイヤモンド本命という手も頭に入れつつ、他の外国馬のレースもチェックしてみたいなと思っています。

 

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最終更新日時 : 2018年11月06日 10時18分

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