凱旋門賞に続いて、メルボルンCの方もデータは少ないながらも、その傾向をMの法則的な感じでまとめてみました。
斤量55.5キロ以下の馬
2008~2017年で3着以内に入った馬の斤量は、30頭中24頭は斤量55.5キロ以下ということで、基本的には斤量は55.5キロ以下の馬の方が有利のようです。
56キロ以上だった6頭も内訳としては1着から順に1頭2頭3頭と、勝ち切った馬は1頭だけで、その馬の斤量は56.5キロ。やはり斤量は重くなった方が勝ち切りにくいというのは確かにありそうで、トップハンデで勝った馬は2005年のマカイビーディーヴァ(58キロ)まで遡る(この馬は日本を除く3200mで4戦4勝)ようです。実力が1~2枚くらい抜けている感じの馬じゃないと、少し厳しそうなデータのようです。
前走コーフィールドC組
前走コーフィールドCから馬券になった馬は30頭中4頭。内訳は(2,3,3,3)着ということで、ここ10年では勝ち切った馬はいない模様。その4頭の着順は(3,13,13,5)着で、3着以下に負けている方が面白いようです。
少し遡れば、日本馬のワンツーとなった年の2頭のローテは、コーフィールドCを3着7着と軽く負けての出走でした。 負けすぎも良くないと思いますが、3~13着くらいに負けて本番で斤量を背負わされていない馬の巻き返しがベターのようです!
18年の今年でいうと、24頭中7頭がコーフィールドCから出走しているので、毎年これくらい出走しているとなると、全体としての馬券になった馬率は結構低い印象があるのは気がかりではあります。
前走コックスプレート組
前走コックスプレートから馬券になった馬は30頭中5頭 内訳は(3,3,1,1,3)着ということで過去10年で2頭の勝ち馬を輩出。その馬達の前走の着順は(2,2,3,7,6)着と、こちらも軽く負けた組が面白いというデータとなっています。
今年でいうとコックスプレートからの出走はわずか2頭ということで、毎年これくらいの頭数しか出ないのであれば、少なくともコーフィールドCよりは期待値の高そうなローテに思えます!
日本馬
日本の馬はこれまで8頭が挑戦して、2006年のデルタブルース・ポップロックでワンツーした2頭が3着以内に。 2010年以降は5頭が挑戦して、いずれも12着以下に惨敗という感じとなっています。
Mの法則的に見ると5頭共、割と高齢で生涯鮮度の低い馬で、そこそこ鮮度が高かったフェイムゲームは斤量57キロ。アドマイヤラクティは前走のコーフィールドC激走の反動+58.5キロという状況でした。
まとめ
条件さえ整えば、日本の馬も海外でも通用することはすでに証明されていることなので、あとは面白そうな馬が、良い形と良い条件で本番を迎えられるかというところだと思います!