桜花賞馬のグランアレグリアが、オークスに向かわずNHKマイルカップに出走するという、異色のローテについて、私なりに考察してみました。
発表では「血統的に距離が長くない方が良い」等な理由から、協議の結果こちらを選択した という経緯のようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000014-dal-horse
しかし父は言わずと知れたディープインパクト産駒で、
3歳時の東京2400mと言えばオークス3勝・ダービー4勝という、むしろディープ産駒の庭とも言える条件で、オークスもよく距離が持たないことを不安視されながら、結局普通に好走したりするレースでもあり、
どこか腑に落ちないところがあったのですが、
>ディープインパクト産駒、JRA芝GI全制覇まで残り3レース
こちらの記事を見て、ふとこんなことを思いました
・グランアレグリアは、秋以降はもしかしてスプリント路線を狙っているのではないか
ディープ産駒のまだ制していない残りのGⅠは「スプリンターズS」「高松宮記念」「ホープフルS」ということで、もしこの記録を達成するとなれば、強力なスプリント路線の馬が必要となってきます。 ディープ産駒は割とスプリント路線は手薄なイメージもあります。
そこでマイルでもスピードが勝っていてスプリントでも通用しそうな強いディープ産駒、グランアレグリアに白羽の矢が立った。 これは可能性の1つとしては、十分にありそうな流れかなと思います!
Mの法則的に見ても、ディープ産駒で3歳のこの状態で向かえば、スプリント鮮度と生涯鮮度を保ったまま、スプリンターズS、翌年4歳の高松宮記念に向かえるということで、かなり優位に立てると思い、もし向かうなら非常に面白い選択だと思います!
・バツが悪かった
ちょうど昨年にアーモンドアイが牝馬3冠を楽々達成してしまい、2年連続で3冠馬となると、3冠馬のバーゲンセールのようになってしまうこと(グランアレグリアもポテンシャル的にはアーモンドアイに準ずるくらいあるように思う)、
そしてこの2頭に共通する「間隔を開けたローテが、より強調されてしまうこと」等の理由もあり、オークスに向かいづらかった という部分もあったのかもしれません。
いずれにしろ、NHKマイルカップ後はどういうローテを組むのか となった時に、選択肢は色々考えられそうな馬だと思いますので、今後の動向に注目してみたいです。